2011年3月24日木曜日 23:16

原子炉周辺の定量的連続的な計測の重要性

この所,自治体や研究機関などのデータが文科省の取り纏めで集まり出している。

また,福島第一原発〔1F)でも,作業員各位の献身的な作業によって外部電力の供給が進み,原子炉の計測や冷却に大きな復旧が出来つつ合うようだ。

他方,1Fから北西方向,南方向に50km位の畑や牧草などに「放射性のヨウ素やセシウム」の落下がみられている。また,東京の北部周辺の水源にも1歳未満の幼児の基準値をこえる値が報告されている。これらの事実から,少なくとも「放射性のヨウ素やセシウム」は意外と広い範囲に分布初めていると思われる。

また,1F周辺の海中にはCo58などの存在が示されている。これと1F3からの「黒い煙」との関係が気になる所だ。この「黒い煙」については「不明」で片付けられる事が多いが,米軍の「グローバルホーク」によって,その煙のサンプルを採取してもらい,核種分析をするべきではないのだろうか?

どうような事が,原発周辺に配置されているであろう福島県のモニタリング・システムに1Fから配電して連続測定を開始するべきだろう。なんと言っても,放射線源周辺の放射線測定が時間的にも応答が速く,ラフな風向きから飛散方向が容易に推定出来るので,各自治体の事前対応がやり易くなると思われるからだ。

これらの為にも,原発の運行状況,放射線量率を,公に迅速に判り易く公開するのは東電の責務だとも言える,がどうだろうか。


 また「原子炉建屋」や「タービン建屋」などの空間線量率の高い所での作業に,ロボットを使えないのか?

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