2011年3月28日月曜日 14:35

昨日の東電会見で「一千万倍ですか」との女性記者の叫び!

私も,此の論議の途中から拝見されていた。1F2のタービン建屋の地下水と聞いて,私ですら緊張が走った。だが東電社員の方の説明を聞いていると何かが間違っているのだろうなと思った。半減期が50分できどなら,1時間程の間隔で数回ほど波高分析をすれば,自ずと正体が分かる筈だからだ。

今朝の東電会見で,昨日の「一千万倍」は間違えで,「十万倍」の間違えだと認めたようだ。記者団からも,それにしても「十万倍」は,やはり大きな値であり,その漏洩経路はどこかの質問がなんども繰り返された。

ただし,記者の方から,今回の間違えは間違えとしても,今後,なにか測定データが急変した場合でも;

  • 包み隠さず公表し,ただ詳しくは検討中であり,その原因等が判明したら早急に皆様にお伝えください」といったようにしてくださるようにお願いします。
といった発言があり,東電側も深くうなずいていた。


これは緊急時の責任部署がいつも念頭に置いておくべき要点とおもう。この姿勢は「保安院」「官房長官」「首相」にもう一度,心に照らし合わせてもらいたい。

原発の危機的な状況を乗り越えようとしているのは,政府・官僚の皆さんだけでなく,1F
を中心にした日本国の一人一人の肩にのしかかっているのである。特に事態の推移速度がはやいので
  • 「何かが急変したら」,それをすぐに表明,
  • 間違いを見つけたら,即訂正。 
  • 事前の意見が沿わなくなったら,即修正
といったような柔軟な態度が望まれる。

あと,CS放送の記者会見が有効なのはよく判ったが,いっそのこと「原子炉の現状と対策」を論議する公の論議場所を政府が主導で組み上げ,周知の知恵を動員して論議を起こすのが有効かもしれないと感じるが...。

1F1の状況は,すべての人類に共通なシビアな状態なのだから...。

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