2011年3月19日土曜日 3:12

局所的な放射線量率の上昇

文科省の「放射線モニタリングの結果 福島第1・第2原子力発電所周辺」タイトルで3月18日の10:00〜15:00の間の放射線量率を地図上で纏めた図が在る。

これはTVのニュースでも「局所的な上昇」といった説明があったと思う。この出典は;
http://eq.wide.ad.jp/というサイトの;
  •   福島第一原子力発電所の20Km以遠のモニタリング結果について(PDF)の 
  • | 3月19日(土) 19:00 版 | 3月19日(土) 16:00 版 | 3月19日(土) 13:00 版 | 3月19日(土) 10:00 版 |の項目の
  • http://eq.wide.ad.jp/files/110319fukushima_1900.pdf

と思われる。この中の地図中にモニタリングした結果の図表示がある。 これによれば,福島第一原発から北西30kmの周辺のモニタリング・ポスト;
  • #32, #33 , #31
に集中している。しかし,これらのモニタリング・ポストを中心に扇形となる他のポストも強いのは,まるで福島第1原発から「強い放射線成分の塊が北西の方向に広がりながら分散した」ようにも見える。

これらの分布と「当時の風速・風向」とを比較すると,そのメカニズムが判るのではないか。

またGM等のバルクな測定に並行して,大気からフィルタに吸引したサンプルのγ線やα線の波高分析も行う必要も在るまいか。

原子炉に向かって撒水するという究極の選択を実行されている皆様の決死の行動の結果を数値データとして世界に向けて報告すると明言された首相の言明を,これらのデータが裏付けてくれるのではなかろうか。

NHKの原発報道も,初期のうちは無駄な混乱を避ける意味で,安全性を強調し,定量的なコメントを避けていたように感じる。最近は,事実を色々な角度から説明したり,報道するようになってきているとおもう。

市民も,意図的な隠蔽が無く正確な報道だと信頼ができれば,定量的な資料に対して,日常的な知恵と工夫で対処できるのだと思う。言い換えれば,「情報が無い」のが「怖さを助長する」のではないか?

すこし話がそれるが「計画停電」が始まった当初,部屋の温度は18〜22℃ほどで使っていた。「計画停電」が実施されるようになって,その地区番号に従って暖房系・照明系の電気はオフにしている。始めは辛かったが,徐々に「服のコンビネーション」,「体を温める運動」などによって抵抗力が増して,14〜17℃でも通常に動けるようになってきた。次の課題は10〜14℃の領域だ。照明も,慣れてしまえば「インスリンの自己注射」意外は,スポット照明になったが慣れてしまった。

で,電力の場合も,放射線量率の場合と同じで,「現在の電力量」をグループ番号毎にTVの右下ぐらいに表示したらどうだろうか? 「現在の電力量値」が高く成れば節約レベルを強化し,低く成って寒さが強ければ 節約レベルを緩和したり,お風呂やガス暖房を使う。

今更ながらに,ガスといえども電気がないとファンが動かせないので使いものにならないと,はじめて気づいた。なんと「電力の消費に頼りすぎていた事」だろう。

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