2011年3月20日日曜日 11:03

事前情報の大切さ

今回の大震災以前には「地震予知情報」が数秒前に来てもあまり意味がないと思っていた。が体験してみると,数秒でも「火のチェック」「猫の確認」「心の準備」などしながら,万が一の経路を確保しに行く,といった事ができるので,重宝しているし,その開発を決断された方々に感謝します。

少し質が違うかも知れませんが,「放射線モニタの値の公表」については,大変に心強いものがあります。なんと言っても「放射線」はヒトの五感にはほとんど感じないものだからです。どうしても政府の状況説明は不要な混乱を避ける為に,実際の現象の進行に対して遅れがちになります。それを数多くのモニタリング結果,生データの開示などを合わせると,天気予想と同じ感覚で,放射線の飛来状態を推定出来るようになります。

こうなれば,不要の外出を止めるとか,必要な場合は買い物に出るが帰宅時に放射性の塵をなるべく落とす,といった対向処置を実践・工夫できるようになります。当然,心理的な余裕を生じる訳です。

私は,現在,「花粉対策の視線」で「放射性の塵対策」を検討しています。古い木造なので,色々な不備が見つかっています。日曜大工のレベルで段々と工夫しています。なんで花粉対策としてやらなかったか,いまごろ悔やんでいます。

これらの話は「情報のフィードバック」という意味では同じであると思います。その意味では「電力の計画停電」を「ユーザをフィードバック・ループに取り込む」形に進化できないものでしょうか。簡単な話;

現在の使用電力量(あえて言い直すと,電気エネルギ消費量率)をTV・ラジオ・ブラウザに表示するのです。そして電力会社の設定した「時間帯毎の目標電力量」の「70%でイエロー警告」「80%でレッド警告」などとし,「90%で停電の部分的実施」などはできないか? 我が国の国民性からして,十分可能と思われる。

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