2011年5月10日火曜日 13:09

福島第一原発の「水棺」作業

先日の日曜日の朝日新聞,2011-05-08,朝刊第2面の記事の一部を引用します;

表の「圧力容器上段温度」はいずれも100℃を越えています。わけても第1号機は原子炉容器の容量が小さめなので温度上昇に敏感である可能性があります。

そこで,原子炉建屋内の空気浄化を施して,昨日から作業員が立ち入ったところ,空気中の放射線線量率は低下したものの,物体に付着した高放射線線量率の部分が点在しているようである。

このような物体は「シールして持ち出し」,その放射線核種の同定,量の測定をして,今後の検証にむけて備えるべきだ。このような作業は「原子力事故調査委員会」を立ち上げて,IAEAなどの国際組織と連携して進めるべきではないだろうか。すくなくとも,東電や経産省は事故の当事者であって,事故原因を隠蔽しかねないと考えるべきだろう。航空事故や列車事故での教訓である。

なお,以前,国会の審議にIAEAの研究者(日本人)の方が, 「水棺」だけが残された方法ではないかと申されていたと思う。作業の透明性も含めてジャーナリスト達の追求を期待したい。

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