初期の会見の頃と違って,言い方が原子力安全・保安院のスタイルに変わって来た。γ線の高分析で I134 に関するミス・アサインをしたときから心配していたのが的中した結果となった。曰く「精査中なのでしばらくお待ちください」の連呼である。もちろんの事,私も「精査」は賛成である。けれども「測定結果の速報」もこれと同程度に重要であると考えるのだが。
同様に,サイトの土壌中の「プルトニウム:α線計測による」の測定結果が委託業者からすでに帰ってきているのではないかという質問Qに,
- A. 現在社内で総合的に精査中なのでしばらくお待ち下さい。
- Q. 精査というのはどのような方法で行われるのか?
- A. 黙して語らず。
- 原子力安全・保安院が担当者を派遣して,国が東電と並行して測定し,その解析結果を市民に向けて公表するのが本来なのではなかろうか。
- 当然のこと,ガンマ線・ベータ線・アルファ線の測定&解析も保安院がするべきなのではなかろうか?
- 百歩譲っても,東電の測定と並行して, 原子力安全・保安院が担当者を派遣して直接サンプリングし,それを外部委託してダブル・テェックするのが正しいのでは?
関連ページ:Table of Isotopes
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