2011年4月10日日曜日 14:34

2011-04-08の朝日新聞・原発事故の解説

漸く,朝日新聞の記事が「原発の事故を分析的レベル」に達して来たようだ。政府が事実を見据えて,アクティブに作業を進めるカンフル剤になることを期待する。

さて2011-04-08の朝刊の二面の該当部分を引用させて頂きます;



二面の左上には「汚染の度合い 距離だけでなく」という中見出しで;
  • チェルノブイリ原発でのセシウム137飛散の分布が半径100km以内ですら非等方的でなく,複雑であり,その上,北東の方角200kmほどにも概ね50〜100kmのラグビー球のように分布していたことを報告している。
  • 福島第一原発のからの荒いメッシュ状の「各地で観測された大気中の放射線量」もチェルノブイリと類似の分布が見られる事が示されている。
こうして見ると,今後の推移を正しく見る為には単に「大気中の空間線量率」 の測定だけではなく,系統的に;
  • 「大気中の空間線量率」はさらに連続測定と観測点を強化し,
  • 「大気中のフィルタに吸引した付着物」についての核種分析
    • ガンマ線,アルファ線に対する波高分析
  • 「土壌中のセシウム137等」の核種分析
などを政府が積極的に観測する体制を整える必要があろう。本来は「原子力安全・保安院」の業務と思われるが,その能力はなさそうだから,文科省などが旗を振って,大学・研究所の協力の基に進める必要がありはしまいか。

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始め「画像の挿入」が出来なかった。画像フォーマットを「tiff」の為に転送出来無っか多模様。「jpeg」に変換して転送出来た。

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