2011年4月17日日曜日 23:27

政治家は政治を論ぜよ!

私達の国は,緊急事態にいるのではなかろうか。その割に,国の政治を付託されている筈の政治産達は悠然と構えているようにしか見えない。なんでそんなに余裕が在るのだろうか?

国の動向が大きく変動している時にこそ,「政治家の英知をかけて自分なりの見解」を世に問い,相互にその論を戦わせて,実行可能で,かつ将来を見据えたシステムを作り出すのが政治家に対して国の構成員たる国民の負託するところのものだろう,と私は考える。
  • ある意味,今の世は疾風怒濤の乱世かも知れぬ。
  • 官僚システムのような精緻な制度によって乗り終えられないのだろう。

管首相は,曲がりなりにも地震災害の現状視察の後に,比較的早い段階でラフな構想を示した;
 「津波に侵されない高い場場所に生活の空間を準備し,海岸縁の区域に海の幸を扱う商業区域を作り,災害に強い高層ビル群を作る」 という提案をし,その為に当面の土地開発の中止を提言している。
私は,このように画一的な開発構想は,地方自治の観点から必ずしも賛成ではない。でも,「提言無しで,反対論だけをいう政治家群」よりはまだしも政治家らしいと感じる。

でも,一国の首相たるもの,自分のアイデアがそのまますぐに実行案になると考えるところが理解出来ない。まるで鳩山さんが,「沖縄基地返還論」を唐突にだして,まわりの政治家も,官僚も,地方自治体も,県民も巻き込む事なく辞任に至ったのと同じではないか。

勿論,与党・民主党が多くの緊急な政治課題が山積していて;
  • 沖縄基地返還 
  • 子育て支援 
  • 官僚機構の抜本改革 
  • 無駄使い予算の見直し 
  • 捜査の100%可視化
などがことごとく中途半端に終わっていると考えている。

だからといって,現行の政治課題を生み出したのは野党・自民党が放置しっぱなしにして来たと考えている。

その意味では,与野党共に,政治失格である。しかし,冒頭に述べたように,事態は逼迫している。そこで,以下の提案をする;
  1. 現政府は,与野党に緊急事態宣言し,国会を休み無しに開催し,
  2. 「地震・津波対策」,「原発の事故」,「補正予算」に関する集中審議に限定し,
  3.  官僚に対する不作為等の免責を与える替わりに,国会に対する情報の開示を積極的にするように勧告する。情報の開示がされなかった事が判明した時点で,罰則規定を与える。
  4. 国会議員間には,論議を積極的に行うという紳士協定を結ぶ。抽象的な批判はこれを慎むものとする。

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本当に,これくらい状況は逼迫していやしませんか?

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