2011年4月1日金曜日 12:33

政府はのんびり過ぎないか?

このところ福島原発事故に対して外国勢の支援表明が次々と起こっているが,ヒョットして我が国の政府の対応の遅さに焦れているのではなかろうか。

今の福島原発群は小康状態を保っているとしても,本当に脆い状態なのは事実である。たとえば,「突風が吹いただけでも何が起こるか?」と考えて見ればよい。廃炉がどうのこうのといった抽象議よりも,現在の小康状態に感謝して,如何にして当面起こりそうな事象に対する実効的な対策を考え・準備するかが緊急の課題ではないか。

その為には,これまで教科書の上でしか知らなかったような未知事故についてのハンドリングで余裕の無い東電の担当者に対策を考えさせるのは無理ではないだろうか。東電は全力を投じて「天啓とも言うべき小康状態を如何に保つか」「事実を包み隠さず記録し,間違いを見つけたら即報告する」に専心するのが現在の責務である。後者については「会見での記者団の鋭い突っ込み」も重要な役割を果たしていると感じる。

幸い,TVなどで原子力関係の研究者の言では「現状は一般人が恐れる様に危険が大きい訳でない」らしいから,経産省あたりが音頭をとって,原発から25km程にある公会堂などで,公開のシンポジウムを開き,我が国は勿論,広く世界の識者や意見をもつ者を招聘して,アイデアを戦わせるのは如何だろうか。当然,ブロードバンドにより,会議のインターネット放送により,世界各国とも双方向でリンクするのは当たり前だ。

当然,政府・原子力委員会・東電の構成する「統合会議」が,上記のシンポジウムの論議の良い所は早急に取り込むようにする事は自由であろう。

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