2011年6月8日水曜日 14:21

大連立? そもそも「政党」は必要か?

大震災の復旧・復興にたいする国会の論議を拝見していても,国会議員・官僚の皆さん方の「実質的な論議」が無いのには驚く。

また,原発事故に関わる東電・官僚の「事実隠蔽体質の根深さ」には,驚きを通り越して,悲しみを感じ入る。

ある意味,「日本の官僚は優秀だ」というイメージが本当に砕け散ったのではあるまいか。では,なぜこのような事態が発生するのか?

民間には競争原理が働いているので,「無作為」でいれば負けてしまう。ところが,官僚は;
  • 「霞ヶ関のそれぞれの村」
  • 「東電のような大会社への天下り」
という世界で生きれるだけで,一般庶民に味わえない生活を送れるので,競争原理が働かないのだ。

でも,本来,官僚は「国民に選ばれた内閣」に仕え,「国民に選ばれた議員」に監視されている筈である。なぜ,そのテェックが効かないのか?突き詰めると,
  • 議員の一人ほとりが,自分の政策構想が明確でない。
  • そこで「政党の枠組み」のなかで存在価値をアピール。
  • 従って,「議員自らの目で,官僚をチェックする」ところか,「官僚にチェックされない」為にキュウキュウとしている。
    • 民主党の「小澤さんや鳩山さん」などが判り易い事例だろう。
    • 以前の自民党の皆さんは「此の弱点」を隠すのが巧かっただけだろう。
    • 野党になった「現自民党の元内閣経験者」は野党になった段階で,昔の知見を元に,民主党内閣を揺さぶるかと思いきや,「感情的な批判」しかできていない。
      • まるで自民党代議士の「小泉2世化」現象が起こっている。
      • 谷垣さんは「小泉2世化」どころか「ピエロ化」しているだけでは?
この手の構造化はどうして起きているのか? 結局,数百人も議員がいても,与野党を含めて,ほんの一握りの議員しかマスコミに出て来ないことを考えると良い。幾ら議員の数が多くとも,その一人ひとりが「自分の見識に基づいて行動し,意見を発信し,政策を述べ,官僚を指揮し,庶民に仕える」ようにして欲しいものです。

其の為には「歴史ある省庁のデータ・ベース」を知り尽くした官僚に議員一人ひとりがバランス出来る能力が必要でしょう。其の為には;
  • 政党の概念を破棄し,議員一人ひとりの能力アップを計る。
  • ついては,政党助成金は中止する。
  • 議員の定数は,大凡,現行の議員定数の「1/10」とし,議員の給料は「1/5」程にする。これで議員の歳費は,「1/50」に圧縮する。
  • その替わり,『現行の「政党助成金」の1/2』と『現行の議員報酬の「49/50」』を議員の自由裁量による調査研究費にあてる。ただし,
    • 1円まで正確に領収書を添付する。
    • 個人的な不正使用が発覚した場合,懲役刑・罰金付きの刑罰を用意。
  • また,省庁とは別に,議員が共有できる研究機関を創設し,
    • 議員からの研究依頼に有料で対応し,
    • 一般市民には,これまでの研究成果を自由に検索できるように公開する。
      • 外交資料などの機密資料は20年ほどの非公開期間を設定
この様な制度なら,二世議員などの利権保持とか官僚からの横滑りなどは無くなり,官僚とか国際社会と対等に政策を論じ,庶民の必要とする事を効率よく探し,夢を実現できる議員を育成できるのではなかろうか。

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  1. 開始 2011-06-08 14:21

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