2011年6月17日金曜日 17:33

2011-06-16朝日新聞・夕刊の東電・原発報道

夕刊の第1,2面に大きな記事がのった。まず,1面の記事は;

図1:「ベント・注水難航」



である。出典の形態が明確でないので,記事がどれだけの精度なのかやや不明である。ただし,15:40前後に3機の全交流電源喪失から1時間20分位の時間幅のなかで「所長が過酷事故対策の検討調査」に入ったという。これは「原子力安全・保安院,東電本社,官房長官」の記者会見と温度差が大きいように感じる。
  • 現地の所長さんの苦労が忍ばれる。
  • それにしても,原子力安全・保安院の情報収集能力,情報分析能力の欠如は酷すぎではないか。
  • 原発事故は現在も進行中であるので「原子力安全・保安院」全体の院長〜審議官を他の省庁の専門家と入れ替えるべきではないのか。
  • 原子力安全委員会も一般市民に判り易く現状を説明出来なかった事,「SPEEDIの早急な公開」をしなかった事の責任は高い。やはりこの点を解消する為に適任者への交代が必要ではなかろうか。
本来ならば,「中立的な原子力事故調査委員会」が実働していて,これらの資料の信憑性のチェック,資料の改ざん対策などに乗り出していてしかるべきなのだが。


次の2面の記事は;

図2:4号機プール「水なかった恐れ少ない」
これで,原発事故発生後,「米軍部隊に半径80km以内の侵入禁止」が命令された理由が判った。日本の政府内部,恐らく経産省系の圧力により,此の手の可能性についての論議を封じ込めた勢力がいたのではなかろうか。



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  1. 開始 2011-06-17 17:38
  2. 修正 2011-06-17 18:34
  3. 修正 2011-06-17 21:00

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