2011年6月6日月曜日 1:35

2011-05-25の朝日新聞・朝刊の原発関連記事

去る5月25日の朝日新聞朝刊には,重要な原発関連記事が多数展開された;

  1. 一面トップ:「冷却配管 地震で破損か」
    • 福島第一3号機 耐震性に問題
    1. 一面:「原子力村は伏魔殿」
        • 神話の陰に 福島原発40年 ①
        1. 二面解説 :「原発耐震 検証が必要」
            • 配管破損 原因分析を
            • 遅い認定 東電も国も:[メルトダウン] [事故レベル7]
                • 1〜3号機の炉心状況:炉心最高温度,水素発生量のシミュレーションの経時変化のグラフ
                  • 暫定値でも公表を 日本原子力学会・澤田隆副会長の話
              1. 二面:ニュースが判らん!:「水素爆発の可能性ってまだあるの?」
                  •  2〜3号機に窒素をいれたいけど,できないんだ
                  1. 三面:「産・政・官・学…広大な『村』」
                      • 神話の陰に 福島原発40年②
                          • 発送電分離の動き 阻止
                        1. 四面:「日本『主役』異例のG8」
                            • 管首相 冒頭にスピーチ
                                • エネルギー政策訴え
                                  • 原発安全性が主題に
                                1. 四面:「班目委員長 続投に意欲」
                                    • 「逃げたら名折れ」
                                  1. 四面:「■社民が脱原発行動計画」
                                    1. 六面:「農地除染 飯館で実験へ」
                                      1. 表層の土はぎ取り
                                      2. 鉱物を使って十着
                                        1. 植物を植えて吸収
                                      3. 六面:「IAEA調査団来日」
                                          • 福島視察へ
                                          1. 六面:「校庭の土除去,対象拡大 郡山
                                          2. 六面:「原子炉上空に放射性のチリ」
                                              • 東電が検出
                                              1. 六面:「福島周辺の海域 汚染確認されず」
                                                  • 文科省調査
                                                  1. 九面:「東芝,原発から環境に」福島第一事故受け 経営方針転換
                                                      • 新エネルギーに軸
                                                      • 日立・三菱重工も強化
                                                      1. 十一面:「原発再開凍結法が可決」
                                                          • 伊首相 法律利用し保身の思惑も
                                                          1. 十二面:<記者有論>「東電のゆくえ 国策賠償会社でいいのか」
                                                          2. 十三面:[インタビュー]「3・!1 水俣から」
                                                              • 教訓生きなかった福島原発の事故 専門家とはなにか
                                                              • 健康を長期管理 賠償基準の協議に被害住民をいれよ
                                                              1. 二十五面:[文化]「岡本太郎壁画に原発の絵付け足し」
                                                                  • お騒がせ集団 実はしたたか
                                                                  1. 三十五面:[生活] 「原発被災 職場の苦悩 20km圏の事業者」
                                                                      • 交流の場 設置へ
                                                                      • 6万人の雇用ピンチ 支援策は不十分
                                                                        と,凄まじい量の記事である。そして其の内容もだいぶ熟れて来ている。

                                                                        是非とも,今後も,深く掘り下げるとともに,その解釈をしっかりと行い,今後の対策の提言まで持って行って欲しい。例えば,十二面:<記者有論>の様な企画は掘り下げるべきだろう。新聞の使命の一つではなかろうか。
                                                                         それに比して,最近の朝日の社説は,「言葉遊び」「皮肉による風刺」などに偏りすぎていて,「我々の世界の行く手を照らす」ような視点が足らないと感じる。若手記者の切り込みを良く見据えるべきではないのか?
                                                                        というのも,今の所;
                                                                        1. 東電は大量の汚染水の処置におわれ,
                                                                        2. その具体策をチェックすべき原子力安全・保安院は素人軍団で意味が無く,
                                                                        3. 保安院をバックアップすべき原子力安全委員会は具体的な提言を発信せず,放射能分布計算も時々刻々と説明すらしない。
                                                                        4. 本格的な梅雨・台風に向けての作業進捗も不明だし,
                                                                        5. 原子炉の主要メーカ(GE,東芝,日立,IHI)なりの説明も無く,
                                                                        6. 国会では,
                                                                          •  自民党はこれまでの政権党で得ていた知見を元に,提案に継ぐ提案に邁進して欲しいが,具体的なシステム提案をするべきだろう。
                                                                          • 公明党は言いたい事が不明だし,
                                                                          • みんなの党に期待をしたが,意外と情緒的で,具体的提案がない。
                                                                          • 管政権は,腹を括って,どしどし提案を持ち出すしか活路はないだろう。新エネルギー計画に「溶融塩型原発」をぜひとも入れるべきだろう。
                                                                          • 民主党の「鳩山さん,小澤さん」には,自民党の時の性格をぜひとも打ち破ってもらいたい。自民党と組んだ瞬間に干されるのが見えないのだろうか。
                                                                          • 社民党は, 「溶融塩型原発」を勉強して推進派になったらどうだろうか。
                                                                          • 共産党の考え方はスマートである。筋を通して,反自民党・反ナチ的勢力と対峙して欲しい。「溶融塩型原発」は理論的に反発はないのでは?
                                                                        〜〜〜〜〜
                                                                        この記事が遅れたのは,
                                                                        • 新聞の図の引用が,著作権法に抵触する可能性がありそうなので,文章で引用してみたかった。其の原稿は一部書いて止まっている。
                                                                        • それは,自分の公開Wikiのサイトに,5月28日から29日にかけて悪筆な攻撃を受けたので,対策を講じていた為である。
                                                                        ーーーー
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                                                                        2. 修正:2011-06-06 11:35

                                                                          0 件のコメント:

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