2011年10月24日月曜日 17:43

文科省の「プルトニウム、ストロンチウムの分布資料」」

気にはなっていたが忙しくて、調べる暇もなかった。 先ほど、時間が取れたので検索すると;
という判りにくい所に;

  • 「5600_0930.pdf:
    • 文部科学省による、プルトニウム、ストロンウムの核種分析の結について
として公開されている。・

この手の放射化分析が容易でなさそうなのは、ある程度想像がつくが、幾らなんでも6月にサンプリングがされたのに、発表までに3ヶ月もかかるのだろうか。

以前調べたときにしったのだが、放射線量の測定だけでなく、質量分析法を用いれば、「放射化」したり、「アルファ線測定の為の試料準備」といった時間がかかる行程ながしに高速にデータを得る事ができるはずである。

所が、単純に線量比較からだけで、
  • セシウム 134、137 の 50 年間積算実効線量に比べて、プルトニウムや放射性ストロンチ ウムの 50 年間積算実効線量は非常に小さいことから、今後の被ばく線量評価や除染対策 においては、セシウム 134、137 の沈着量に着目していくことが適切であると考える。 
というような結論がでるだけでは、正しい評価といえるのだろうか。

むしろ、「プルトニウム」のような大きな質量の生成物が、40km圏まで飛散していることである。従って、本来は原子燃料の主要成分であるU238の分布マップも同時に測定することが必要ではないのか。

今からでも遅くないから、放射化にしたサンプルの質量分析をして、安定原子、U238の飛散マップを作るのは、今回の原子炉事故の解析の上でも重要な作業と思われる。


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  1. 開始 2011-10-24 (月) 18:17

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